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最終更新:2026年10月 ※年会費・特典の数値はJCB公式サイト(記事末尾に出典一覧)を確認して記載しています。改定があれば本記事を修正します。
- JCB ザ・クラスは招待制。自分から申し込むことはできず、JCBプラチナなどJCBのカードで利用実績を積んで案内を待つ
- 年会費は55,000円(税込)。年1回のメンバーズ・セレクション(トラベルクーポンなら2万〜3万円分)と、同伴者1名まで無料(2人目からも1名2,200円)のプライオリティ・パスが柱で、高級カードの割に戻ってくるものが多い
- 海外旅行傷害保険は治療費用1,000万円限度で、一般的なゴールドカードより限度額が高い。他に強いプラチナ・ブラックカードを持っていなければ、海外旅行の保険はこのカードをメインにしてよい水準
- 数字以外では、日本で生まれた唯一の国際ブランドJCBの最上位カードであること、ブラックカードを年会費5万円台で持てることの満足感が大きい
筆者は2016年からJCB ザ・クラスを持っています。当時は自分から申し込むこともでき、申請一発で発行することができました。所有しているカードは複数枚ありますが、このJCBザ・クラスは、ブラックカードを持っているという満足感を感じつつ、空港ラウンジや年1回のギフト、それに吉野家やスターバックスの支払いでもコスパよく使っている一枚です。

JCB ザ・クラスについて書かれた記事は多く、特典を全部並べたものはすでにあります。この記事では、公式ページの記載を根拠にしつつ、筆者が10年使ってきた中で「持っていてよかった」と感じた特典を中心に書きます。
日本で生まれた国際ブランド、JCB
クレジットカードの券面には、Visa、Mastercard、American Expressといった国際ブランドのロゴが入っています。海外の店でカードが使えるのは、このブランドの決済網があるからです。
よく「5大国際ブランド」と呼ばれるのは、Visa、Mastercard、American Express、Diners Club、JCBの5つです。このうち4つはアメリカで生まれたブランドで、アメリカ以外から入っているのは日本のJCBだけです。JCB自身も、国際カードブランドを運営する日本で唯一の企業だと紹介しています。
JCBは1961年、日本にクレジットカードという支払い方を持ち込んだ会社の一つとして生まれました。1981年には、自社のブランドで海外に打って出ることを決め、加盟店を一から開拓していきます。当時は無謀な挑戦とも言われたそうですが、2026年3月末時点で会員数は国内外で1億8,000万会員を超え、加盟店は世界に約7,200万店あります。
世界の決済を動かしている会社のほとんどはアメリカの会社です。その中で、日本の会社が自前のブランドを守り、世界に広げてきました。筆者はこの話を知ってから、JCBを日本の誇りとして応援したい気持ちが強くなりました。
そのJCBが自ら発行するカードには、一般カード、ゴールド、ゴールド ザ・プレミア、プラチナと段階があり、その最上位にあるのが、今回紹介するJCB ザ・クラスです。

JCB ザ・クラスの基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行方法 | 招待制。JCBが定めた条件を満たした人に案内が届く |
| 招待の対象 | JCBゴールド、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナの会員(公式ページの記載) |
| 年会費 | 55,000円(税込) |
| 家族会員 | 8名まで無料 |
| 国際ブランド | JCB |
| 通常ポイント | J-POINT。1,000円(税込)につき1ポイント。1ポイントは交換先により5円相当(0.5%) |
| コンシェルジュ | 24時間・365日。MyJCBアプリからのデジタルコンシェルジュも利用可 |
| プライオリティ・パス | 本会員無料。同伴者1名まで無料、2名以上は1名につき2,200円(税込) |
| メンバーズ・セレクション | 年1回、カタログから商品を1つ選べる |
| グルメ・ベネフィット | 国内の対象レストランで所定のコースを2名以上で予約すると1名分無料 |
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯。死亡・後遺障害 最高1億円、傷害・疾病治療 1,000万円限度 |
| 国内旅行傷害保険 | 利用付帯。死亡・後遺障害 最高1億円 |
| ショッピングガード保険 | 国内・海外とも年間最高500万円 |
| その他の保険 | 航空機遅延保険、スマートフォン保険、ゴルファー保険 |
出典:JCB公式「JCB ザ・クラス」ページ、「プライオリティ・パス」「海外旅行傷害保険」サービス詳細ページ(2026年9月確認)
年会費55,000円という数字だけを見ると、アメックスやダイナースの上位カードより安く、ブラックカードとしては手の届きやすい年会費で、家族会員が8名まで無料という点も他社ではあまり見ません。
ザ・クラスを手に入れるまで
JCB ザ・クラスの特徴の一つは、招待制であることです。公式ページには「JCBが定めた条件を満たした方を招待します」とだけ書かれていて、条件そのものは公開されていません。招待の対象として挙げられているのはJCBゴールド、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナの会員で、公式ページは「ぜひ、JCBプラチナをご検討ください」と締めています。
JCB ザ・クラスを持ちたい場合には、JCBプラチナ(またはJCBゴールド)を作り、そのカードで支払いを続けながら案内を待つことになります。筆者が申し込んだ2016年当時は自分から申請できましたが、現在は電話などでの申し込みも受け付けていないとされています。

招待の目安として語られていること
JCBは条件を公開していないので、ここから先はネット上の体験談として語られている内容です。JCBのプロパーカード(JCB ORIGINAL SERIES)を数年保有し、日常の支払いをJCBにまとめて使い続けた人に届いている、という話が多く見られます。
自分から申し込めた頃の条件は今より厳しかったとされ、いまは30代で受け取っている人もいます。年収や勤務先よりも、JCBのカードをどれだけ長く、どれだけ使ってきたかが見られている、というのが保有者の間での共通認識です。
どれだけ使えば届くかはJCBが公表しておらず、ここに書いた内容もあくまで体験談です。一定の金額を使えば必ず届く、という約束はありません。とはいえJCBプラチナ自体も、プライオリティ・パスや手厚い旅行保険が付いた満足度の高いカードなので、決して悪いカードではありません。
JCBプラチナを持って待つ、という選択
JCBプラチナの年会費は27,500円(税込)で、家族会員は1名無料。このあと説明するプライオリティ・パス、コンシェルジュ、グルメ・ベネフィット、旅行傷害保険は、JCBプラチナでもほぼ同じ内容で付いています。違いは同伴者無料の有無、メンバーズ・セレクションの有無、家族会員の人数、ディズニー系の特典といった部分です。
なので「ザ・クラスが来るまでの修行」という言い方をされることもありますが、修行というほど我慢する期間ではありません。プライオリティ・パスと保険はプラチナの段階で手に入ります。
筆者が一番使っている特典:プライオリティ・パス

プライオリティ・パスは、世界142ヵ国・地域、1,900ヵ所以上の空港ラウンジなどを使える会員制サービスです(JCB公式の記載。プライオリティ・パス社のサイトでは数字の表記が異なることがあります)。搭乗する航空会社や座席クラスに関係なくラウンジに入れるので、LCCの旅でも、エコノミーの出張でも使えます。
JCB ザ・クラスで発行できるのは、最上位のプレステージ会員相当のカードです。プライオリティ・パスを直接契約するとプレステージ会員は年会費469米ドル(為替にもよりますが、日本円で6万〜7万円台)なので、この特典だけで年会費を超える計算です。飛行機に乗る回数が多い人ほど、恩恵が大きくなります。

同伴者1名まで無料、2人目からも1名2,200円
JCB公式の料金表はこうなっています。
| ザ・クラス | ゴールド ザ・プレミア、プラチナ | |
|---|---|---|
| 本会員 | 無料 | 無料 |
| 同伴者 | 1名まで無料。2名以上は1名につき2,200円(税込) | 1名につき2,200円(税込) |
出典:JCB公式「プライオリティ・パス」サービス詳細ページ(2026年8月現在の案内)
筆者がこのカードで一番気に入っているのがここです。プライオリティ・パスが付くカードは他社にもありますが、同伴者は1人目から有料のものが多く、料金はプライオリティ・パスの会員プランと同じ1名35米ドルのカードがよく見られます。2026年9月末の為替(1米ドル=約157円)で計算すると、1名あたり約5,500円。夫婦で旅行すると、ラウンジに入るたびにこの金額が上乗せされます。
JCB ザ・クラスは、同伴者1人目が無料。2人目からも1名2,200円(税込)で、35米ドルの半分以下です。家族4名で出発空港のラウンジに入ると、同伴者3名分は35米ドルのカードなら約16,500円、ザ・クラスなら1名無料+2名分で4,400円。ラウンジ1回で1万2,000円ほどの差がつきます。
筆者の利用明細でも、同伴者2人目の分は2,200円の請求でした。

使う前に知っておく注意点
公式ページに書かれている条件のうち、実際に使う場面で引っかかりやすい点を挙げます。
- 「同伴者1名無料」はJCB側の処理です。受付では案内されず、こちらから確認をする必要もありません。同伴者1名として普通に受付を済ませれば、無料分はJCBの内部で処理されます。ラウンジの受付の方も、クレジットカードごとの利用条件をすべて把握しているわけではないので、尋ねても答えるのは難しいと思います
- 家族会員はプライオリティ・パスの会員カードを発行できません。家族は同伴者として入ります
- アプリのデジタル会員証には対応していないので、物理カードを持ち歩く必要があります
- 国内では「お食事」「リフレッシュ」「休憩」に該当する施設は対象外です。ラウンジのみ使えます
- 受付で会員カードと当日の搭乗券のローマ字名が照合されます
デジタル会員証に非対応、という点は、今後に期待というところですが、現状物理カードで困ったことはありません。
空港のカードラウンジは別枠で使える
プライオリティ・パスとは別に、国内主要空港とホノルルの空港にある「空港ラウンジサービス」も無料です。こちらは事前申込なしで、カードと当日の搭乗券を見せれば入れます。JCBのゴールド以上に共通のサービスなので、ザ・クラス限定ではありません。
年1回のギフト:メンバーズ・セレクション

ザ・クラス会員だけの特典として公式ページの先頭近くに載っているのが、メンバーズ・セレクションです。年に1回、カタログの中から好きな商品を1つ選べます。会員の間では「メンセレ」と呼ばれています。
申し込みはMyJCBから行い、コースは大きく「厳選商品コース」と「エンターテインメント&トラベルコース」、それに前年の集計期間中に300万円以上使った人だけに表示される「ロイヤルコース」があります(JCB公式FAQの記載)。
何がもらえるか
筆者の手元にある2026年版の冊子から、中身を紹介します。

厳選商品コースは食品が充実しています。2026年版では、宮崎県産のうなぎ蒲焼、根室の水産会社のいくら醤油漬と帆立貝柱、京都の老舗「モリタ屋」の国産黒毛和牛(ステーキ用・焼肉用・すき焼き用)といった品が並んでいます。食品のほかにも、お菓子、家電、キッチン用品、ベルトや財布といった革小物、ゴルフ用品まであります。

エンターテインメント&トラベルコースは、ザ・クラス会員なら誰でも選べるコースです。JCBが東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーであり、USJのオフィシャルマーケティング・パートナーでもあることが、そのまま品ぞろえに出ています。2026年版の主な商品はこうです。
| 商品 | 内容 |
|---|---|
| JCBトラベルクーポン | 海外旅行3万円分、または国内旅行2万円分 |
| 東京ディズニーリゾート | ダッフィー&シェリーメイのぬいぐるみ、またはフェイスタオル2枚に、パークチケット2枚のセット |
| USJ | 1デイ・スタジオ・パス2枚に、ミールクーポン5,000円分のセット |
| USJ(抽選) | 1デイ・スタジオ・パス2枚に、エクスプレス・パス引換券4枚のセット |
出典:JCB ザ・クラス メンバーズ・セレクション2026 冊子

抽選で当たる、お金では買えない体験
冊子には、抽選で当たる招待イベントも載っています。どれもチケット売り場では買えないものです。
| イベント | 日時 | 当選数 |
|---|---|---|
| 東京ディズニーシー完全貸切のプライベート・イブニング・パーティー(ペア) | 2027年2月19日 夜 | 5,000組 |
| USJ貸切イベント「JCBプレミアムナイト2026」(ペア)。スーパー・ニンテンドー・ワールドにも入れる ※ロイヤルコース | 2027年3月19日 夜 | 1,000組 |
| 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ大宴会場でのスペシャルパーティー(ペアのコース料理付き)と、ディズニーシーのチケット2枚 ※ロイヤルコース | 2027年1月22日 | 100組 |
出典:JCB ザ・クラス メンバーズ・セレクション2026 冊子。ロイヤルコースは前年の利用額が条件で、申し込みはMyJCBのみ
抽選に外れた場合は、あらためて別の商品を申し込めます。ディズニーやUSJが好きな家族にとっては、毎年の楽しみになる部分です。
円換算するとどのくらいか
金額がはっきりしているのはJCBトラベルクーポンで、額面は海外旅行3万円分、国内旅行2万円分です。これを目安にすると、メンバーズ・セレクションは2万〜3万円相当。年会費55,000円の半分前後がこのギフトで戻ってくる計算になります。
ただ、筆者はこの特典を金額だけでは測っていません。ディズニーグッズの中には、このカタログでしか手に入らない非売品もありますし、抽選の貸切イベントにはそもそも値段がつきません。ディズニーが好きな家族なら、金額以上の意味を感じると思います。ディズニーやUSJに行かない人でも、食品やお菓子、革小物まで選択肢があるので、選ぶものに困ることはまずありません。
メンバーズ・セレクションは年に1回、春に冊子が届く流れです。申し込みは、冊子に同封の申込書かMyJCBから(2026年版の受付は4月1日から)。ザ・クラスに切り替わった時期によっては、最初の冊子が届くのが翌年の春になることもあるので、詳しくは切り替え時の案内で確認してください。
日常の支払いでお得なJ-POINTパートナー
このカードの通常ポイントは1,000円で1ポイント、1ポイントは最大5円相当なので0.5%です。数字だけ見ると高くありません。年間の利用額に応じて翌年のポイントが上乗せされるJ-POINTボーナスの仕組みもありますが、それを足しても1%前後です。
このカードを選ぶ主な理由ではありませんが、ステータスカードを日常の支払いでも無駄なく使えるのがJ-POINTパートナーという優待店の制度です。筆者が吉野家やスターバックスの支払いをこのカードにしているのもこのためです。対象店を事前に登録(無料)して、そのカードで払うと、ポイントが倍率で増えます。
20倍の飲食店
2026年9月時点で、J-POINTパートナーのサイトに「ポイント20倍!飲食店」として載っているのは次の店です。
| 店舗 | 条件 |
|---|---|
| 吉野家 | 店舗での支払い |
| すき家 | 店舗での支払い |
| ガスト、バーミヤン、ジョナサン | 店舗での支払い |
| サンマルクカフェ | 店舗での支払い |
| スターバックス | スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、モバイルオーダー、Starbucks eGift |
| マクドナルド | モバイルオーダー・マックデリバリー限定 |
| ドミノ・ピザ | 対象の支払い |
出典:J-POINTパートナー(2026年9月確認)。商業施設内の店舗など一部対象外あり。ポイントアップ期間は2026年1月13日〜で「予告なく終了または延期する場合があります」と明記されています
20倍というのは、1,000円につき20ポイントという意味です。1ポイント5円で使えば100円相当、つまり10%です。牛丼を食べて10%戻る計算で、これは他社カードの飲食店優待と比べても高い水準です。
このほか「プレミアムカードでおトク!」という枠があり、タクシーアプリの『GO』やUberが10倍、App StoreやGoogle Playが最大5倍、高島屋が最大4倍、USJが最大20倍といった店が並んでいます。Amazon.co.jpは3倍です。
J-POINTパートナーはJCB ORIGINAL SERIESのカード共通の制度で、JCBゴールドやJCBプラチナでも同じ倍率になります。ザ・クラスだから高いわけではありません。また、1ポイント5円という換算は交換先によって変わり、交換先によっては1ポイント3〜4円台になります。
対象の飲食店とスターバックスのチャージで月1万円使う人なら、年間で12,000円相当のポイントになります。三井住友カード ゴールド(NL)のスマホタッチ7%(家族ポイントで最大12%)と店が重なるので、両方持っている人は店ごとに高いほうで払う、と決めておけば迷いません。
旅行傷害保険は一般的なゴールドカードより手厚い

JCB公式の海外旅行傷害保険の一覧表から、ザ・クラスと、一般的なゴールドカードの例としてJCBゴールドの金額を並べます。
| 補償内容 | ザ・クラス | JCBゴールド(ゴールドカードの例) | 家族特約対象者 |
|---|---|---|---|
| 傷害による死亡・後遺障害 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高1,000万円 |
| 傷害による治療費用 | 1,000万円限度 | 300万円限度 | 200万円限度 |
| 疾病による治療費用 | 1,000万円限度 | 300万円限度 | 200万円限度 |
| 賠償責任 | 1億円限度 | 1億円限度 | 2,000万円限度 |
| 携行品損害 | 1旅行100万円限度 | 1旅行50万円限度 | 1旅行50万円限度 |
| 救援者費用等 | 1,000万円限度 | 400万円限度 | 200万円限度 |
出典:JCB公式「海外旅行傷害保険」サービス詳細ページ(2026年9月確認)。携行品損害は年間100万円限度、1事故につき自己負担3,000円。家族特約の対象は本会員と生計をともにする19歳未満の子ども。JCBプラチナもザ・クラスと同じ金額です
海外旅行の保険で実際に使う可能性が高いのは治療費用の項目です。他社の一般的なゴールドカードは200〜300万円程度のものが多い中、ザ・クラスは1,000万円。救援者費用も1,000万円あり、ブラックカードらしく限度額がしっかり高く設定されています。海外で入院すると数百万円の請求になる地域もあるので、他に強いプラチナカードやブラックカードを持っていなければ、クレジットカードの海外旅行保険はこのカードをメインにしてよいと筆者は考えています。
利用付帯という条件
2023年4月以降、この保険は「利用付帯」です。旅行代金をこのカードで払わないと補償されません。公式ページに書かれている適用条件は次のいずれかです。
- 日本出国前に、航空機・電車・船・タクシー・バスなど公共交通機関の代金をこのカードで払った
- 日本出国前に、宿泊を伴うパッケージツアーの代金をこのカードで払った
- 日本出国後に、公共交通機関の代金をはじめてこのカードで払った
金額に下限はなく、一部でも払えば適用されます。空港までの電車代をこのカードで払うだけでも条件を満たす、というのが公式の記載どおりの読み方です。
筆者のように航空券やホテルの支払いを別のカードに回している人は、この条件を意識しておく必要があります。空港までのリムジンバスや、現地のタクシーをこのカードで払う、という運用で条件を満たせます。
家族特約の対象は19歳未満の子どもだけで、配偶者は含まれません。配偶者は家族会員として家族カードを持てば本会員と同じ補償になります。家族会員が8名まで無料なので、配偶者の分の家族カードは作っておいたほうがよいと思います。2025年4月以降は、家族会員のカードで旅行代金を払った場合も家族特約の対象になります。
このほか、国内旅行傷害保険(利用付帯、死亡・後遺障害最高1億円)、航空機の遅延や手荷物遅延の費用を補償する保険、購入から一定期間のスマートフォンの損害を補償する保険、ゴルフ中の事故やホールインワンのお祝い金が出るゴルファー保険が付いています。詳しい条件はそれぞれ公式ページで確認してください。
コンシェルジュとグルメ・ベネフィット

コンシェルジュデスクは24時間・365日で、旅の手配、レストランの予約、ゴルフ場の手配などを頼めます。MyJCBアプリから文字で依頼できるデジタルコンシェルジュもあります。JCBプラチナにも同じ名前のサービスがあるので、ザ・クラス限定ではありません。
グルメ・ベネフィットは、国内の対象レストランで所定のコースを2名以上で予約すると1名分が無料になるサービスです(JCBプラチナと共通)。筆者は特別な会食のときに、年に1回ほど使っています。対象はもともと価格の高い店が中心なので、1名分が無料になる差額は小さくありません。雰囲気のよい店も多く、たまに使うと満足感は高いです。対象店は東京に多く、地方では使える場面が限られるかもしれません。
エンターテインメント系の特典
JCBは東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーで、USJのオフィシャルマーケティング・パートナーでもあります。そのため、パークの中にもJCB会員だけが使える場所があります。
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーには、ザ・クラス会員向けに、パーク内でゆっくり休める場所(予約制)が用意されています。USJでは、アトラクション「ザ・フライング・ダイナソー」の施設内にあるJCBラウンジを、年に1回、予約して使えます。USJのラウンジはJCBプラチナ会員も対象です。
筆者は、ディズニーランド、ディズニーシー、USJのいずれのラウンジも家族で使ったことがあります。入れるのは限られた会員だけなので、それだけで特別な時間になります。ドリンクは無料で、ほかのお客さんも少なく、混み合うパークの中にいることを忘れるほど静かに過ごせました。休んだあとは、人気のアトラクションに並ばずに乗ることができます。家族も喜んでくれて、ザ・クラスを持っていてよかったと感じる場面の一つです。
さらに2026年4月以降は、USJのパートナーラウンジ(前年の利用額500万円以上が条件)や、銀座のラウンジ「THE GINZA LOUNGE」の案内も出ています。利用条件はそれぞれ違い、有料のものもあるので、公式のサービス一覧で確認してください。
予約の方法や利用の条件は、会員向けの案内で確認できます。お金を払っても買えない体験なので、この記事では金額換算はしていません。ディズニーやUSJによく行く家族にとっては、メンバーズ・セレクションの抽選イベントと並んで、ザ・クラスならではの楽しみになるはずです。
数字に出ない満足感
ここまで特典の話を書いてきましたが、筆者がこのカードを持ち続けている理由には、金額に直せない部分もあります。
一つは、日本で生まれた国際ブランドの最上位カードを持っていることです。冒頭で書いたJCBの歩みを知ると、支払いのたびにこのカードを出すこと自体が、日本のブランドを応援することにつながっているように感じます。
もう一つは、ブラックカードを持つ所有感です。ゴールド、プラチナのさらに上のカードで、筆者の知る範囲では、ブラックカードの中で最も安く持てる部類に入ります。ペガサスが描かれた券面も気に入っていて、支払いのたびに少しうれしくなります。
ザ・クラス会員は、金属製の「JCBザ・クラス メタルカード」をペアカードとして持つこともできます(JCB公式)。重みのある券面で支払いたい人には、こちらも選択肢になります。
高級カードなのに、ここまで戻ってくる
JCB ザ・クラスは、年会費の元を取るために持つカードではありません。それでも、筆者が実際に受けている特典を根拠のある範囲で円に直してみると、55,000円のカードとは思えない金額が戻ってきます。
| 特典 | 筆者の使い方での年間の価値 | 根拠 |
|---|---|---|
| メンバーズ・セレクション | 2万〜3万円相当 | 2026年版冊子のトラベルクーポン額面(海外3万円・国内2万円) |
| プライオリティ・パス(本会員) | 直接契約なら469米ドル(6万〜7万円台) | プライオリティ・パス公式の年会費 |
| 同伴者1名無料 | 1人目は1回約5,500円、2人目以降も1人約3,300円の節約 | 他社カードに多い同伴者料金35米ドル(1米ドル=約157円で換算)との差 |
| J-POINTパートナー20倍 | 対象店で月1万円使えば年間12,000円相当 | 1ポイント5円換算 |
| 家族会員8名無料 | 配偶者分の家族カードが無料 | 公式ページ |
| 海外旅行傷害保険 | 別途保険に入らずに済む | 治療費用1,000万円限度 |
表の金額は筆者の使い方での目安です。
メンバーズ・セレクションとJ-POINTパートナーだけで、年会費の6〜7割にあたります。夫婦で年2回ほど海外に出て、プライオリティ・パスを同伴者と使えば、年会費を上回ります。ブラックカードを持つ満足感があって、そのうえでこれだけのものが戻ってくる。筆者が10年持ち続けてきたのも、この両方がそろっているからです。
こんな人におすすめ
- 年に何度か海外へ出かける人。空港ではプライオリティ・パスが使え、旅先では治療費用1,000万円の旅行傷害保険が付いてきます
- 夫婦や家族で旅行する人。ラウンジの同伴者が1名無料なので、2人旅ならラウンジ代はかかりません
- ディズニーやUSJが好きな家族
- 日本のブランドを応援したい人、ブラックカードを一度持ってみたい人
申し込む前に知っておきたいことも2つだけ書いておきます。招待制なので、JCBプラチナを作ってから手元に届くまでには時間がかかります。また、海外にはJCBが使えない店もあるので、VisaかMastercardのカードを1枚持っておくと安心です。
まとめ
JCB ザ・クラスは、日本で生まれた国際ブランドJCBの最上位で、ブラックカードを年会費55,000円で持てるカードです。世界の大手ブランドのほとんどがアメリカ生まれの中で、日本のブランドを選んで使う楽しさもあります。そのうえで中身もはっきりしていて、年1回のメンバーズ・セレクション、同伴者1名まで無料のプライオリティ・パス、一般的なゴールドカードより手厚い海外旅行傷害保険が柱になります。日常の支払いでも、J-POINTパートナーで飲食店が10%相当になるなど、お得に使える場面があります。
招待制なので、持ちたいと思ったらJCBプラチナを作り、支払いをJCBにまとめながら案内を待つことになります。プラチナの段階でプライオリティ・パスと保険は手に入るので、待つ間も旅行で十分に使えます。まずはJCBプラチナを作るところから始めてみてください。
JCBプラチナの入会キャンペーンは時期によって内容が変わります。この記事ではキャンペーンの数字を書かず、申込前に公式ページのキャンペーン欄で条件を確認していただく形にしています。
カード選びやホテルとの組み合わせで迷うことがあれば、コメント欄かXのDMでどうぞ。
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吉野家やスターバックスはザ・クラス、コンビニはゴールド(NL)と、店ごとに使い分けているカードの記事です。
メインカードにしている、マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムの記事です。
ANAラウンジに同行者を入れられない人数のときに、プライオリティ・パスで3人とも別のラウンジに入った例です。
出典
- JCB ザ・クラス 公式ページ https://www.jcb.co.jp/premium/theclass/open.html
- JCB プラチナ 公式ページ https://www.jcb.co.jp/premium/platinum/open.html
- プライオリティ・パス(JCBプレミアムサイト) https://www.jcb.co.jp/premium/service/detail/priority-pass.html
- 海外旅行傷害保険(JCBプレミアムサイト) https://www.jcb.co.jp/premium/service/detail/overseas-insurance.html
- JCB 会社概要(JCBグローバルサイト) https://www.global.jcb/ja/about-us/company/overview/index.html
- JCB 会社案内 CORPORATE PROFILE 2025-2026 https://www.global.jcb/ja/about-us/company/overview/pdf/corporate_profile.pdf
- J-POINTパートナー https://j-pointpartner.jcb.co.jp/
- JCBザ・クラス メンバーズ・セレクションについて(JCBよくあるご質問) https://j-faq.jcb.co.jp/faq/show/15200?site_domain=default


